バイカーズ・ロングウォレットの作り方

完成品の説明は作品集で

材料を準備する

  • 革(型紙分)
  • コンチョ
  • ジャンパーボタン(大)
  • ファスナー(16センチ)

型紙を作る

まず型紙をダウンロード(A4サイズ3枚)して印刷し、厚紙に貼り付けて切り取ります。厚紙は「工作用紙」が扱いやすくておすすめです。
long_wallet.pdf

裁断

型紙のラインに沿って丸ギリで線をケガキます。「カード入れ」と「表カバーの縫い線テンプレ」以外は1枚ずつ。

「カード入れ」は表裏各1枚です。型紙が共通なので、裏の場合は型紙を裏返してケガくのを注意してください。

「表カバーの縫い線テンプレ」は裁断では使用しません。後で使います。

革を革包丁で裁断します。

今回、使った革は表カバーは成牛のヌメ2.5㎜厚、それ以外は子牛ヌメ1.5㎜厚を使用しました。

コバを磨く

縫った後では磨きにくいところをまず先にやります。いや、床面の処理を先にしたほうがよかったかな。

コバ処理は革によって変えたほうがいいので、ハギレで気に入った方法を見つけるのがいいです。

コイン入れの入り口↓(コバスーパー塗布後、軽くスティックで磨く)

札入れ、カード入れの入り口↓(コバスーパー塗布後、軽くスティックで磨く)

床面(裏面)の処理

革の裏面がざらざらのままだと使用していくうちにどんどん荒れてきてしまいます。お札などスムーズに出し入れするためにも床面に「トコノール」を塗布します。

「トコノール」を塗布した箇所は接着力が弱くなるため、まず接着箇所の印を付けます。コイン入れの場合はファスナーの接着箇所と端から4㎜幅の一周です。

ファスナーの幅を計って・・・

定規やディバイダーでケガキ終わったところ↓

トコノールをジラコヘラで塗っていく

塗布後、ガラス板で擦ってテカテカにし終わったところ↓

札入れ、カード入れは三辺を4㎜幅でディバイダーでケガく↓

表面カバーは「つまみ部裏」、「ジャンパーボタン凸裏あて」、「札入れ」、「表カバー縫い線テンプレ」の型紙を使ってケガいていく。

トコノールを塗布したところ。

ファスナーを縫う

コイン入れのファスナーを縫います。 ディバイダーを4㎜にセットして縫い線を付けます。写真は縫い線を先にやるのを忘れて既にファスナーが接着してしまっています^^;
もちろんファスナー貼る前にやったほうが縫い線を付けやすいです。


次に接着剤を塗布しますが、接着に私はゴム糊でやってしまいます。革側とファスナー側両方に塗布します。


ファスナーを貼る位置は気をつけましょう。型紙のとおり、角のRの小さい側にファスナー開口がくる様にします。


縫い線に沿って菱目打ちで縫い穴を開けていきます。


レーシングポニーに挟んで手縫いします。結び目を一番目立たないところにするために、写真のところから縫い始めます。縫う距離が35cm位なので大体120cm位の長さの糸を用意します。



折り曲げ箇所はアクセントに二重縫いしてみました。


糸を結びます。ここは見えないところなので普通の固結びです。

糸を切った後は丸ギリの柄などを使って押し潰します。

ファスナーの縫いまで完了したところ。

コイン入れとカード入れの接合部穴あけ

コイン入れとカード入れを接合する縫い線は型紙にあります。 型紙の縫い線をケガけるようにカッターでくり抜きます。(写真で下側のラインが縫い線です。)

コイン入れの革の裏面の上に型紙も裏返してのせてケガキます。

よく見えませんが、ケガキ終わったところ。

カード入れ(表)を下に重ねて穴あけします。2枚がずれないように工夫しなければなりません。縫い線上を接着するなり要所要所で仮縫いしておいたり・・・今回は1箇所丸ギリを挿してそのままやっちゃいました。

曲線のところは2本菱目打ちを使います。

穴あけが終わったところ。

カード入れ(裏)と札入れの接合部穴あけ

同じく型紙の縫い線がケガけるようにくり抜きます。

カード入れ(裏)の裏面(床面)を型紙の縫い線に沿ってケガキます。

カード入れ(裏)の下に札入れを重ねて穴あけします。

穴あけ終わったところ。

コイン入れの穴あけ

ディバイダーを4㎜にセットし、縫い線をケガキます。

ゴム糊で仮接着します。あとで剥がすので軽く付けます。

コイン入れを二つ折りにして接着したら菱目打ちで穴あけします。

カード入れの穴あけ

同じ要領でカード入れ(表)と(裏)を重ねて穴あけします。

表カバーと札入れの穴あけ

ケガキ始めの位置を「表カバーの縫い線テンプレ」か札入れを合わせて確認した後、4㎜セットしたディバイダーでケガキ線を入れていきます。

下の写真の位置辺りからディバイダーが使えなくなるので、型紙の「表カバーの縫い線テンプレ」を使用します。

表カバーと札入れを仮接着したら、穴あけをします。

ひっくり返して札入れ側から見たところ。

と、ここで縫ったあとではコバ(革の切断面)の処理が出来ないところを発見しました。剥がしたあと、すぐにコバスーパーでも縫っておきましょう。

穴あけが終わったら、仮接着を剥がしましょう。

コイン入れ(裏)と札入れの接合

コイン入れ(裏)と札入れを重ねてレーシングポニーにはさみます。縫う距離の約4倍の糸の両端に針をつけて縫います。

縫い終わりは2枚の間に結び目がくるようにしてかた結びします。

最後に縫い目の上をローラーか丸ギリの柄の部分で押さえて平らにならします。

コイン入れとカード入れ(表)の接合

コイン入れとカード入れ(表)を重ねて、同様に縫います。

コイン入れの縫い

ゴム糊を塗布して接着します。本番接着ですので、しっかり塗布してください。

接着したところ。

縫います。

縫い終わりは裏側でかた結びします。

縫い終わったところ。

カード入れの縫い

カード入れ(表)と(裏)にゴム糊を塗布します。

接着して縫います。縫い初めと終わりは引っ張られるところなので二重にして補強します。

縫い終わったところ。

コバの処理

表カバーを貼り付ける前にコバを磨いておきます。

つまみ部裏の底辺のあたりもコバ磨く。

表カバーの縫わないところのコバもヘリを落として磨いておきます。

つまみ部の手縫い

表カバーとつまみ部裏を接着します。

縫い線をケガキます。

菱目打ちで穴あけします。

縫います。

ハトメリングの取り付け

ハトメの穴(Φ4㎜)をポンチであけ、ハトメリング(200B)をカシメます。

表カバーの手縫い

表カバーと札入れを接着します。

手縫いします。

札入れの縫い始めの位置にリベットをつける。(縫う前に穴をあけとけばよかった・・・)


コンチョの取り付け

この財布に大きさがちょうどいいのはハーフダラーのコインです。他、ジャンパーボタン(大)を用意します。

コンチョはネジ式を使います。ジャンパーボタンの中に入れるのに、付属のおねじ(写真左)は大きいので、小さいおねじを別途用意します。

表カバーへポンチで穴をあけます。(Φ5㎜)

ジャンパーボタンのオスのほうも取り付けます。

ジャンパーボタン凸裏あてをサイビノールで接着します。

ファスナーの持ち手をつける

あくまでも手袋仕様で長い持ち手。これは好みで。

コバの仕上げで完成

最後はコバをひたすら磨く。ヌメ革なら水で濡らして擦るだけでものすごく光沢が出てツルツルになります。写真は水とトコノールを塗ったりして木やプラスチックのでテレビでも見ながら磨きました。

以上、お疲れ様でした。

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