革のペンケースの作り方

超簡単な3本挿しのペンケース(ペン挿し?)を作りました。(型紙公開)

まず型紙をダウンロードして印刷し、厚紙に貼り付けて切り取ります。
pencase.pdf

丸ぎりで型紙に沿って革にケガキ線を引きます。

革包丁ケガキ線に沿って裁断します。

革の裏面にディバイダーで接着する箇所の目印をつけます。(端から3?4?)

裏面に「トコノール」をヘラで塗ります。(接着箇所は避ける)
トコノールはボロボロとけばでてこないように面を整える効果があります。

半乾きになったら、ガラス板かヘラでしごく。本気でやれば銀面並に仕上がるかも!?

接着箇所にゴムのりをつける。(塊にならない程度で多めがいいです)

のりは貼り合わせ面の両面に塗ります。

少し待って、のりが半乾きになったら、貼り合わせます 。シンナーで気を失わないようにw

端から3?にディバイダーで縫い線を入れる。

ベルト接着箇所の銀面(表面)を荒らす。(接着力UPのため)

完成してからだと塗りにくいところのベルト部と本体入口部は先にのコバ仕上げ(色さし)します。

このように貼り合わせた後だと入り口部は塗りにくいですよね。この写真は「しまった!」というところです。

ベルト部ののり付け。

ベルトを接着する。

下にゴム板を敷き、菱目打ちで縫い線に沿って穴あけ。


さあ一番の醍醐味の手縫いです。縫う距離の4倍の長さに切った糸の両端に針をつけ、2本同時に波縫いしていきます。ペンを入れる際に引っ張られる最初の穴やベルト部の穴は強度を上げるために二重に返し縫いにするといいでしょう。


縫う順番はまず裏穴(左側)から糸を通し、次に下の写真のように表穴(右側)からその内側を通す。そして2本の糸を引っ張ります。

これで縫う順番を一定に保てば、縫い目は表面が////で、裏面は――――となります。
そして縫う力も一定にしていけば綺麗なスティッチに仕上がります。

表面

裏面

最後にコバ(革の貼り合わせ断面)の仕上げ剤を塗布します。コバ仕上げは革によってもいろいろな方法(こだわり、そして仕上げ商品がありますが、この革はクロム鞣しなので磨いてもつやが出ません。「コバスーパー」などの着色仕上げ剤を使用します。

完成しました!!!!!


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